コラム

インプラントと差し歯の違い

2024.07.31
インプラントと差し歯の違い

西宮市にある広本歯科クリニックは、患者様お一人おひとりに寄り添った丁寧な歯科医療を提供しております。当院では、単に歯を治療するだけでなく、患者様の全身の健康とQOL(生活の質)の向上を目指しています。

このブログでは、皆様のお口の健康に役立つ情報や当院の取り組みについてお伝えしていきます。日々の口腔ケアや歯科治療に関する疑問にお答えし、皆様の健やかな笑顔をサポートしてまいります。

今回は、「インプラントと差し歯の違い」についてお話しいたします。

インプラントと差し歯:基本的な違い

インプラントと差し歯は、どちらも失った歯の機能を回復させる治療法ですが、その適用や方法に大きな違いがあります。

インプラント治療

インプラント治療は、歯を根っこから失った場合に適用される治療法です。人工の歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯冠を装着します。

差し歯治療

差し歯治療は、歯の根っこが残っている場合に適用される治療法です。残っている歯の根っこに土台を作り、その上に人工の歯冠を被せます。

それぞれの特徴とメリット・デメリット

インプラント治療
メリット

・天然歯に近い噛み心地と安定性
・周囲の健康な歯に負担をかけない
・審美性に優れている
・長期的な使用が可能

デメリット

・治療費が高額
・治療期間が長い(数か月から1年程度)
・外科的処置が必要

差し歯治療
メリット

・比較的短期間で治療可能
・保険適用の場合、費用を抑えられる
・外科的処置が不要

デメリット

・保険適用の場合、審美性がやや劣る
・被せ物が外れる可能性がある
・土台となる歯の状態によっては適用できない

治療方法の選択

どちらの治療法を選択するかは、患者様のお口の状態や希望、予算などによって異なります。以下のような点を考慮して、最適な治療方法を決定します。

歯の喪失状態

・歯根が残っている場合は差し歯が検討可能
・歯を完全に失っている場合はインプラントや他の選択肢(ブリッジ、入れ歯など)を検討

骨の状態

インプラント治療には十分な骨量が必要です。骨量が不足している場合は、骨増生術などの追加処置が必要になることがあります。

治療期間

・差し歯:比較的短期間(2~3週間程度)
・インプラント:数ヶ月から1年程度

費用

・差し歯:保険適用の場合、比較的安価(1本あたり3,000~10,000円程度)
・インプラント:自費診療(1本あたり20~50万円程度)

審美性

インプラントは天然歯に近い見た目を実現できますが、差し歯も最新の技術や材料を用いることで高い審美性を得られます。

患者様の状態や希望に応じて選択

患者様の状態や希望に応じて選択

インプラントと差し歯は、それぞれに特徴があり、患者様の状態や希望に応じて選択する必要があります。どちらの治療方法を選択するにしても、専門医による適切な診断と治療計画が重要です。

当院では、患者様お一人おひとりに合わせた最適な治療をご提案いたします。インプラントや差し歯でお悩みの方、歯の治療をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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