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腫瘍と嚢胞について
腫瘍とは、細胞が通常以上に増殖してできるもので、良性(局所的増殖)と悪性(周囲への広がり)があります。また、嚢胞とは、液体や細胞が袋状に溜まったもので、腫れやできものとして現れます。
口の中の腫れやできものは早めにご相談ください
広本歯科クリニックでは、大学病院にて経験を積んだ口腔外科認定医が、お口の中の腫れやできものに対する治療をおこなっています。舌がんを含む口腔がんの検査や治らない口内炎の相談も承っております。気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
舌癌について
舌がんは、舌の組織内に発生する悪性腫瘍であり、口腔がんの中でも一般的なタイプの一つです。このがんは、特に舌の両側面にできることが多いのが特徴で、舌の先端や表面の中央部分に発生するケースは比較的少ないです。また、舌の裏側など、自分で鏡を使っても見えにくい部分に発生する場合もあります。
口の中の腫れやできもの検査の流れ
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問診と診察
症状や生活習慣についてのしっかりと問診後、お口の状態を視診・触診をおこないます。
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病理検査
疑わしい腫瘍や嚢胞が見つかった場合、病理検査で詳細な診断をおこないます。
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治療計画のご提案
悪性の疑いがある場合は総合病院への紹介、良性であれば当クリニックでの治療を提案します。
口の中の腫れやできものの治療
一般的には腫瘍や嚢胞の切除手術をおこないます。大きさに応じて全身麻酔の場合もあります。腫瘍と嚢胞の摘出は、口腔外科でおこなわれる手術の一つで、口の中に発生した腫瘍や嚢胞を除去する治療法です。これらの病変は良性の場合が多いですが、時には悪性腫瘍(口腔がん)の可能性もあり、正確な診断と適切な治療が必要です。
腫瘍の摘出
腫瘍は体内の細胞が異常に増殖して形成される塊です。良性腫瘍は周囲の組織に侵入せず、境界が明確で移動するものが多いです。一方、悪性腫瘍(がん)は周囲の組織に侵入し、遠隔の臓器に転移する可能性があります。
摘出手術では、腫瘍だけでなく、腫瘍周辺の正常組織も一緒に切除することが一般的です。これは、微細ながん細胞が残らないようにするためです。手術は局所麻酔または全身麻酔下でおこなわれ、腫瘍の大きさや位置、患者様の全身状態に応じて方法が選択されます。
嚢胞の摘出
嚢胞は、体内の組織内に液体や半固形物が溜まって形成される袋状の構造です。口腔内では、歯や歯肉周囲に発生することがあります。嚢胞はその成長によって周囲の組織に圧迫を与え、時に痛みや機能障害を引き起こします。嚢胞の摘出手術では、嚢胞を丸ごと切除し、再発を防ぐことが目的です。小さな嚢胞であれば局所麻酔でおこなわれることが多く、大きな嚢胞や複雑な場所にある場合は全身麻酔を使用することもあります。手術後、嚢胞の内容物や袋を病理検査に回し、正確な診断を確立します。
広本歯科クリニックの口腔外科手術について
手術が必要な場合、緊急度やメリット・デメリットを患者様に説明した上で同意を得てから手術日程を決定します。当クリニックでは、患者様の負担を軽減するためのさまざまな取り組みをおこなっています。
下顎骨隆起について
下顎骨隆起とは、下顎の内側に沿って生じる骨の突出です。この隆起は、顎の骨が膨らみ、コブのような形状をしていることが特徴です。原因はさまざまで、歯ぎしりやクレンチング(歯を強く噛みしめること)などの習慣、遺伝的要因、歯並びの問題、などが考えられます。
下顎骨隆起の手術の3つの目的
痛みや不快感の軽減
骨隆起が原因で起こる口腔内の痛みや不快感を軽減します。
口腔衛生の向上
隆起部分がブラッシングやフロスの障害となり、口腔衛生の維持が難しい場合、その障害を取り除くことが目的です。
補綴物の適合性の向上
義歯やブリッジ、インプラントなどの補綴物の適合性を高めるために、隆起部分を除去することがあります。
下顎骨隆起手術の流れ
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診断と治療計画をたてる
レントゲンやCTスキャンを使用して隆起の状態を詳しく診断し、手術計画を立てます。
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麻酔
局所麻酔を使用して手術部位を麻酔します。状況によっては、全身麻酔が選択されることもあります。
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手術の実施
専門の器具を使用して骨隆起を除去します。手術時間は、隆起の大きさや数に応じて変わりますが、通常は1時間以内で終了します。
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手術後
手術後は痛みや腫れを感じることがありますが、適切なケアと処方された薬で管理します。回復期間は個人差がありますが、多くの場合は比較的短期間で日常生活に戻ることができます。
下顎骨隆起手術の注意点
手術後は、一時的に痛みや腫れが発生することがあります。これらの症状は、通常、処方される薬でコントロールできます。
手術後の口腔ケアは非常に重要です。指示に従って、口腔衛生を維持し、定期的なフォローアップを受けましょう。
骨隆起の手術は日帰りでおこなうことが多いですが、症状や手術の範囲によっては、短期間の入院が必要な場合もあります。